世界遺産・国宝!富岡製糸場!
世界遺産・国宝!富岡製糸場!
製糸場なんて聞くと、女工さんと暗い作業場。なんてイメージですよね?
ところが、いい意味で裏切られました!美しい!
それもそのはず、フランス人による建築であり、内装なのです。
江戸時代末期、鎖国政策を変えた日本は外国と貿易を始めます。
その当時最大の輸出品は生糸でした。生糸の輸出が急増したことにより需要が高まった結果、質の悪い生糸が大量につくられる粗製濫造問題がおきました。
諸外国から生糸の品質改善の要求、外国資本による製糸工場の建設の要望が出されました。
明治維新後、富国強兵を目指した政府は、外貨獲得のため、生糸の品質改善・生産向上を急ぎます。
しかし当時の民間資本による工場建設は困難な状況であったため、洋式の繰糸器械を備えた官営の模範工場をつくることを決めました。
この模範工場の基本的な考え方は主に3つでした。1つ目は洋式の製糸技術を導入すること、2つ目は外国人を指導者とすること、3つ目は全国から工女を募集し、伝習を終えた工女は出身地へ戻り、器械製糸の指導者とすることでした。
こうした考え方をもとに雇い入れられたフランス人、ポール・ブリュナの指導のもと、西洋の技術を取り入れた官営模範器械製糸場(富岡製糸場)が設立されたのです。
コロニアル様式の建物の上に瓦が乗っていたり、フランス直輸入のガラス窓や観音開きのドアの蝶番があったり、漆喰の壁であったり、レンガ壁はフランス積みが採用されたりと、日仏合作の、面白い、他にない建物となりました。
是非、説明するガイドを頼んで(お値打です)見学することをお勧めします
さすが、世界遺産になった所!
皆様も是非、一度お出かけください。
近くに伊香保温泉もあります
おまけで、高崎観音と高崎観音の肩からの景色