渡航先PCR検査陽性で日本に予定通り帰国できない時は・・・
ご存じのように、現在(2022年8月23日現在)
日本の帰国の際は、滞在国出国前72時間前までにPCR検査を受けて陰性証明書(英文)を持参していないと、帰国便に搭乗できない、帰国できないこととなっています
今回、弊社お客様のケースを、今後の参考までに掲載させていただきます
ビジネスマン男性 ヨーロッパへ出張(2022年7月)
日本出発2日前
会社の同僚が発熱、PCR検査の結果、同僚のコロナ陽性判明
出発前日
欧州へ出発する本人はPCR検査は陰性
出発当日
体調も普通で発熱もないため、予定通り出発
現地到着
現地入国等も、特に検査等無いため、普通に入国(日本の接種証明書は提示)
<現地滞在14日間 とくに発熱などの症状なし>
帰国2日前
PCR検査結果は陽性(positive)ですが、無症状
無症状なら5日間、症状あり7日間は滞在延長 要
10日後しか帰国便の空席が無かったため、航空券を10日後の出発に変更
現地ホテルにて10日間滞在
(国によるがホテルにコロナ陽性を伝える義務なし)
その間の滞在は、特に制限なし
(旅行傷害保険を利用するためには、病院に入院してもよいが、治療を受けないと「疾病扱い」にならないのでご注意ください。尚、この方はホテル宿泊延長費用も今回の保険でカバーできました)
延長後、
再度、帰国2日前
再度のPCR検査 陽性(症状なし、いたって元気、食欲旺盛)
病院(内科)にて回復証明を作成してもらう。・・・これがとても重要です!
現地日本大使館へ連絡、相談
特に症状がないので、領事レターを発行してもらうよう相談
予約した帰国便がこの便しかないと説明する。
(通常、領事レターを取得するのに2、3日かかるとのこと)
今回は、15~20分ぐらいでメールで受領
余談ですが、PCR検査は、一度陽性と出ると、1か月くらい陽性出続けると認識られている様子
領事レターを取得後、
変更後(当初の予定より10日後)の予約便にて帰国
現地搭乗の際に、陰性証明を提示求められたが、無いため、領事レターと内科で出してもらった「回復証明」を提示、航空会社係員が当該航空会社(到着空港事務所)に問合せ確認後、搭乗券発行、滞在国出国、通常どおり帰国。
(乗り継ぎ地でも、トランジットの際、同様に、領事レター提示と回復証明。接種証明提示で済みました)
日本入国
驚くことに
日本の検疫帰国システム ファストトラックでMySOS(黄色)を見せ、領事レター提示、
日本でのPCR検査、検温等はなく、一般の入国許可者と同じ水色の用紙に氏名等を記載し、普通に入国審査、荷物を受け取り、電車で帰宅
■今回は、海外旅行保険に加入していたため、当該、延長分滞在費と航空券変更追加料金等は保険適用となりました(予定)PCR検査代は1回目は出ず、2回目は旅行保険で費用分が戻りました。ただし保険会社によって見解、対応が違いますので、各保険会社に確認ください。
参考までに・・・
検査証明は抗原定量検査が間違いないです。
抗原定量検査(Quantitative Antigen Test(CLEIA、CLIA))
※抗原定性検査ではない
- 注)「Throat (swab/smear)(咽頭ぬぐい)」の検体名や、「Rapid antigen(test/kit)(迅速抗原検査)」の検査方法など、日本では認められていない検体名や検査方法の記載で無効になる証明書が見られるので、取得の際は現地の医療機関に十分に確認をお願いします。
PCR検査は、1か月前に陽性が出た人でも、出やすいそうです。
検査料金 PCR検査
検査結果が6時間後に出るー130€
12時間後に出る110€
24時間後が80€
抗体検査 20€ これでもよかったことが、後でわかった
★これから渡航される方の参考になればと、今回、詳しく情報を提供してくれました
とにかく、困ったら、現地日本大使館、領事館へご相談することをお勧めいたします
■日本入国の際の現地出発72時間前PCR検査は必要なのか? はなはだ疑問
すでに日本でまん延している状況で、水際対策の意味はあるのか
欧米ではどこもそのようなことはしておりません。日本のみ帰国難民が出ている状況
9月からは不要になるような報道が出始めてます。そうなるといいのですが・・・